「そーいえば、昔の皆さんってどんな
「そーいえば、昔の皆さんってどんな感じだったんですか?」 ご飯を口に入れようとした手を止めて美海が聞く。 「どうしたんだ、突然」 永倉が不思議そうに目を丸くする。 「いえね。前に島原で話してたこと思い出して。皆さんのこともっと知りたいなーと」 「あぁ。土方さんが女好きとかいう話かぁ!あったな」 「ごぶっ!」 こいつら俺の知らないとこで何話してるんだ! 今まで黙って食べていた土方が突如吹き出した。 「土方くん汚いよ。この前もお茶吹き出してたし」 山南が少し軽蔑の眼差しを向ける。 「ちがゴホッ山南さゲホッ」 【生髮藥】胡亂服用保康絲副廠,可致嚴重副作用! - 「え!土方さん汚なっ!」 藤堂がドン引きした顔で言う。 「そういや美海は試衛館時代からはいなかったな」 斉藤が改めて言う。 「確かに … 。ここ一年ちょっとが濃かったからなぁ」 原田も頷く。 「もうすぐ二年かぁ」 永倉もなんだかしみじみしている。 「「「早いなぁ」」」 何この人達! 「俺達って昔からあんまかわんねぇよな?」 永倉が原田と藤堂を見る。 「あぁ」 「そだねー」 確かに … 。変わらなさそう … 。なんか学習能力なさそうだもんなぁ。 いつの間にか隊士達は片付けを済ませていて、気付けば残っているのは幹部だけだった。 「このまま今日は昔振り返り日にしましょう!」 沖田が提案する。 「い...